- 企業・団体
- 経営層
- 人事・採用担当
内定辞退を防ぐ!採用成功へ導く「内定者フォロー」徹底解説
主催:
福岡市
内定出しから入社までの期間は、企業と内定者の双方にとって非常に重要な期間です。
この期間に適切なフォローがなければ、内定者は企業への不安を増大させ、他社への入社を決めてしまう(内定辞退)リスクが高まります。
本記事では、内定辞退の主な理由を理解し、効果的な内定者フォロー施策の具体的な方法と成功のポイントを解説します。
なぜ内定辞退は起こるのか?主な理由と背景
内定者が辞退を決意する背景には、いくつかの共通する理由が存在します。
これらを理解することが、効果的なフォロー策を講じる第一歩となります。
内定者は、就職活動の区切りがついた後も、以下のようないくつかの不安を抱え続けています。
「本当にこの会社で良いのか」という企業への不安
・入社後の仕事内容や配属先のミスマッチ不安。
・企業の社風や人間関係への適応不安。
・採用活動中に見えなかった企業のネガティブな側面に気づいた。
「自分に務まるのか」という能力への不安
・社会人として活躍できるスキルがあるか、入社までに何をすべきか分からない。
他社との比較による迷い
・内定から入社までの期間で、他社の選考が進行している、または他社から内定を得た。
・より良い条件の企業や、志望度の高い企業が現れた。
内定辞退は、内定後の「不安の増大」や「他社との比較」によって引き起こされるケースがほとんどです。
辞退を防ぐ!内定者フォロー施策の具体的な方法
内定者の不安を解消し、自社への入社意欲を高めるためには、定期的な接点と質の高い情報提供が不可欠です。
具体的には以下のようなものがあります。
内定者懇親会・交流会
企業への親近感を醸成。内定者同士の横のつながりを形成し、「一緒に働く仲間がいる」という安心感を与える。
社員面談・OJT(個別フォロー)
配属予定部署の社員や年齢の近い先輩社員と一対一で面談を実施。仕事のリアルな話を聞いてもらい、個人的な不安や疑問を解消する。
社長・役員との会食
企業トップのビジョンや熱意を直接伝え、「歓迎されている」という特別感や入社への期待値を高める。
内定者研修
入社までに必要なビジネスマナーやスキルを学ぶ機会を提供し、「入社後の活躍」に対する不安を和らげる。
定期的な連絡
季節の挨拶や会社の近況をメール・SNSで発信。忘れられていないという安心感を与える。(連絡頻度は高すぎないように注意)
社内報や動画コンテンツの提供
社員紹介、部署の日常、社内イベントの様子などを共有し、社風や働く人の雰囲気を伝える。
入社後の業務内容の具体化
配属予定の部署で具体的にどのような仕事をするのか、期待する役割を明確に伝える。
企業理念やビジョンの再共有
選考時よりも深く、自社の存在意義や将来性を伝え、入社への動機付けを強化する。
効果的な内定者フォローを実施する3つのポイント
施策を成功に導くためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
企業側からの一方的な情報提供ではなく、内定者の意見や疑問を吸い上げる場を必ず設けることが重要です。「お気軽にご質問ください」というメッセージを添え、気軽に問い合わせできる体制を整えましょう。
内定通知を単なる事務連絡で終わらせず、「あなたと一緒に働きたい」という強い期待と熱意を伝えましょう。
内定者フォローは大切ですが、過度な接待や接触はかえってプレッシャーになることもあります。社員として自然に受け入れるスタンスを保ちながら、丁寧に接することが、信頼関係を築く上で最も大切です
内定者フォローは「入社後の活躍」への投資
内定者フォローは、単に辞退を防ぐためだけでなく、内定者が抱える不安を取り除き、高いモチベーションをもって入社してもらうための「入社後の活躍」への投資です。
内定者を迎える企業側の熱意と誠意をもって、丁寧なフォローを実施していきましょう。
問い合わせ先
| 住所 | 〒 810-0001 福岡市中央区天神2-3-25 天神ZEROビル5階 |
|---|---|
| fukuoka-c-s@3140pa.com | |
| 電話番号 | 0120-946-059 |
| 事務局(受託事業者) | 福岡市中小企業人材確保・定着支援事務局/受付時間 平日10-18時 |
| 事業サイトURL | https://recpar-lg.com/fukuoka-c-s/ |