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なぜ説明会では響かない?学生の志望度を本当に高めている“決定的瞬間”とは
主催:
福岡市
売り手市場の加速、就活早期化、Web選考の定着——。
新卒採用を取り巻く環境は大きく変化しています。
そのなかで多くの企業が直面しているのが、
「学生に魅力は伝えているはずなのに、志望度が上がらない」という課題です。
では実際、学生の志望度はどの場面で、どのような要因によって高まっているのでしょうか。
2023年度卒として就職活動を行った就活生1117名への調査結果から、その実態をひも解きます。
志望度が最も高まるのは「インターンシップ」と「面接」
調査によると、学生の志望度が最も高まる場面は「インターンシップ」と「面接」であり、
両者はほぼ同水準で1位となっています。かつて主役だった会社説明会は年々その影響力を下げており、
就職活動の“入口”はすでにインターンシップへと移行したことがうかがえます。
重要なのは、これらの場面が単なる情報提供の機会ではなく、
「体験」と「対話」を通じて企業を判断する場になっている点です。
学生は説明を聞いて納得するのではなく、「自分がそこで働く姿を想像できるか」
を軸に志望度を形成しているのです。
志望度を押し上げる最大の要因は「働くイメージが持てたか」
志望度向上に影響した要因の1位は、23卒に続き
「自分がこの企業で働くイメージを持つことができた」
4割以上の学生がこの項目を選択しており、他項目を大きく引き離しています。
続くのは、「自分に合っているかを判断するのに有効な情報が得られた」「自分のことを理解しようとしてくれた」「多くの社員と接する機会があった」といった項目です。
共通するのは、企業理解だけでなく“自己理解が進んだかどうか”が重視されている点です。
一方で、「自分を必要としていることが伝わった」「人事・社員にお世話になったと感じた」といった項目は、近年やや低下傾向にあります。
選考のスピード化が進むなかで、学生が「歓迎されている感覚」や「丁寧に向き合ってもらえた実感」を持ちにくくなっている可能性も示唆されています。
Web選考では伝わりにくい「社風」と「人」
志望度への影響が依然として大きい「社員や社風の魅力」だが、Web選考の普及により、その伝達は難易度を増しています。
企業側が「Webでは伝えづらい」と感じている情報として、「職場の雰囲気・組織風土」「社員の人柄や魅力」が上位を占めています。
だからこそ、インターンシップや対面の面接・面談といった“リアルな接点”の設計が、これまで以上に重要なのです。
学生は社員のちょっとした振る舞いや言葉遣いから、企業文化やスタンスを敏感に読み取っているといえるでしょう。
その他学生の声~志望度を下げるやりとりと上げるやりとり~
企業と学生のやりとりにおいて、どのようなやりとりがあって志望度が上がったり下がったりするのでしょうか。実例とともにご紹介します。
志望度が下がったやりとり
志望度が上がったやりとり
志望度を高めるために、企業が見直すべき視点
調査結果から見えてくるのは、「何を伝えるか」以上に、「どう伝わるか」が志望度を左右しているという点です。
企業が意識すべきポイントは大きく3つ。
1つ目は、学生が働くイメージを具体的に描ける情報提供。
仕事内容だけでなく、1日の流れや周囲との関係性まで含めて語ることが求められます。
2つ目は、学生一人ひとりを理解しようとする姿勢。
評価する場ではなく、対話の場として選考を設計できているかが問われます。
3つ目は、社員との接点の質と量。
偶発的な出会いではなく、意図をもって「人」を見せる設計が必要です。
採用活動は、もはや企業が学生を選ぶプロセスではありません。
学生が「この企業で働く自分」を納得感をもって選び取るためのコミュニケーション設計こそが、
志望度を高め、入社後のエンゲージメントにつながっていくのです。
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