適職の窓口

ミドル（就職氷河期）世代は、雇用環境の厳しい時期に就職活動を行い、不安定な就労状態や長期間無業状態にある等、様々な課題を抱えています。そして福岡県では、ミドル世代（平成5～16年に学校卒業期を迎えた世代）である69万7,900人のうち、雇用が不安定な状態にある方が2万6,600人、長期にわたり無業の状態にある方が2万1,525人と推計されます。

また、令和5年度の年間平均有効求人倍率は1.23倍で、前年度を上回った状態となるなど売り手市場が続いており、ミドル世代のスキルアップや新たなキャリアへの挑戦、働くことによる社会参加を後押しする機運が高まってきています。

ミドル世代の活躍の場を広げていくためには、官民一体となって取り組みを推進することが必要であるため、福岡労働局では、就職氷河期世代活躍支援都道府県プラットフォームの取り組みとして、ミドル世代の積極採用、正社員化等の気運醸成、支援策の周知等に取り組んでいます。

その取り組みのひとつとして、企業の皆様へ「ミドル世代採用向けたポイント」と題して、現在の正しい労働市場の理解やミドル世代の戦略的な活用などの内容のセミナーを実施します。講師には、株式会社リクルートのジョブズリサーチセンター　センター長である宇佐川 邦子 氏です。これからの採用活動において、ヒントの多いセミナーですので、ぜひご参加ください。