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あと何年、働きますか？

人生100年時代は、年齢に関係なく、何度でも再チャレンジできる時代。同じ業種・職種でステップアップを図るのもいいし、未経験の新しい業種でリスタートする場合も、実質的なハンディはほとんどないと考えていいでしょう。想像してみてください。仮に70歳でリタイアするとしたら、あと何年、働きますか？　あなたが今40歳なら、あと30年。30年と言えば、20歳の人が50歳になる年月です。「なるほど。そう考えると、ゼロから再出発しても何とかなりそうだ」と思いませんか？　「いや、そうはいっても特別な資格や技術もないし・・」と尻込みしてしまった人も、大丈夫。今回のオンライン説明会には、「40代からのキャリアチェンジ」を積極的に応援している企業も参加しており、ゼロベースの挑戦者を待っています。
参加企業の中でも、特に目立つのが土木建築業界の企業です。熊本の土木建築業界では、少子高齢化の影響もあって業界全体で高齢化が進み、平均年齢50歳代の会社も珍しくない状況。地元大手と言われる企業も例外ではありません。それだけに危機感も強く、「20代で修業して30歳で一人前」といった昭和のキャリア形成モデルをいち早くリセットし、人生100年時代に最適化した人材育成モデルを確立しつつあります。

人生後半戦は、伸びしろ十分の業界で

具体的には、「50歳前後までに必要な資格を取得し、50代以降、第一線で活躍してもらう」というキャリアプランです。40代と言えば、業界によってはベテランと呼ばれる世代ですが、土木建築業界では普通に、「40代は若手」と言われています。さきほどの「20歳から50歳までの30年」のたとえ話になぞらえると、土木建築業界なら、人生後半戦を伸びしろ十分の若手として再出発できる、と読み替えることもできるでしょう。
では、どう伸びていくのか？　入社後の3年間は、実務経験を重ねながら国家資格取得に向けた試験勉強を進めます。目指す資格は二級施工管理技士。これがあれば現場代理人（いわゆる現場監督）になれるので、業界では必須とされる資格です。実務経験3年が受験資格なので、工事現場で実際に作業しながら基本知識と段取りを学び、重機などの特殊車両免許なども取得しつつ、試験に備えます。試験準備に関しても「習うより慣れろ」「現場で盗め」の昭和とは違い、令和の今は会社が手厚くバックアップ。ある企業では、菓子職人をやめて福岡からUターンした新人を、2年課程の専門学校に通わせているという実例も。もちろん費用は会社負担。このように、多くの企業が独自の取得支援制度を準備しているので、未経験でも意欲さえあれば無理なく合格できます。二級資格取得後は、さらに2年かけて一級土木施工管理技士資格を取得するのが標準的なキャリアルートです。一級資格があれば、大きな工事の現場代理人も可能に。その後は、工事実績の数を着実に増やしていく「実りの時代」が待っています。
現場代理人の仕事内容についても触れておきましょう。道路や砂防ダムなど、土木工事の大半が公共工事。国・県・市町村が引いた図面に沿って、工程通りに工事を進める施工管理が、代理人の役割です。日々の業務は、安全管理、部材発注、協力会社を含めた人員管理など。以前は国や自治体への書類作成も代理人の仕事でしたが、今は事務スタッフに任せている会社が多くなっています。

「地元でいちばんの高給取り」になれるチャンス

気になる待遇についても少し。まず収入。企業によって多少の違いはありますが、一級資格を取って現場を任されるようになれば、公務員以上の年収も見込めます。キツイ仕事のイメージもまだまだ根深いようですが、実際には他業種に先駆けて働き方改革が進んでいて、完全週休2日の会社も珍しくありません。また屋外の仕事なので残業は物理的にも難しく、17時の定時終業が当たり前。平日でも毎日、自宅でゆっくり夕食を楽しむスタイルがデフォルトです。
もちろん、いいことばかりではありません。大雨や大雪にでもならない限り、現場を止められないのが、この仕事の宿命。とはいえ最近は、夏場にファンのついた高機能作業服を支給するなど、どの企業でも、きめ細かい配慮がなされています。何より工事現場は、何事も仲間と一緒に取り組む職場。一人だと心が折れそうな日でも、仲間と一緒なら、意外なほど辛さを感じない…というのはどの仕事も同じですが、その度合いがひときわ強いのも、施工管理という仕事ならではの特徴です。
近年では、どの業種よりも40代からのキャリアチェンジに挑みやすい土木建築業界のメリットにいち早く気づき、他業種から転職する人が相次いでいます。たとえば、コロナ禍で家業が行き詰まり、40代で再挑戦した夫婦。「このままの人生でいいわけがない」と、20年のアルバイト生活に見切りをつけた人もいます。「土木建築業界への転職・・考えたこともなかった」という人も多いでしょう。でも、今まで見えていなかったところに、意外なチャンスが隠れているのも人生、だったりしますよね。まずはお気軽に、ご参加ください。思いがけないチャンスが、きっと見つかります。

ご予約、ご来場お待ちしています。