暮らしを支え、インターネットの力で鹿児島を笑顔に。地域密着型企業に聞いてみた!

鹿児島の魅力ある企業をご紹介!ということで、今回はインターネット黎明期より、30年近く鹿児島の人々の暮らしやすさをつくってきた、株式会社シナプスの代表取締役社長である竹内氏にインタビューをしました。

株式会社シナプス
代表取締役社長 竹内勝幸 氏

株式会社シナプスの成り立ちを教えてください。

昔はインターネットに繋ぐのも一苦労でした。ダイヤルアップ接続といって、電話回線でインターネットを利用していたころです。鹿児島には接続拠点がなく、人々の通信コストは高くなるばかり。
そこで立ち上がったのが、シナプス創業者の高橋です。高橋は、鹿児島のみなさんのために接続拠点を県内各地に開設。鹿児島の通信環境を整備していきました。そうして通信事業者の草分けとして当社は、鹿児島で支持をいただくことができました。

企業として、大切にしていることを教えてください。

競合は日本を代表する有数の大手企業ばかりです。でも大手に比べて劣ったサービスを提供するわけにはいきません。ずっと鹿児島のみなさんに選んでいただくために、特に<通信品質><サポート>面には力を入れています。
大手であれば、効率重視で外部委託することも多いサポートセンターですが、当社では年中無休のサポートセンターを自社の社員で運営しています。
また鹿児島県内各地の電気屋さんなどと提携して、何かあればお客様のご自宅へ訪問サポートに行っていただくこともできます。そんなきめ細やかなサポート体制が当社の強み。「人と人とのつながり」の面では、絶対に負けません。

また会社の成長を目指していますが、ただ事業拡大や売上向上のためではありません。鹿児島の通信サービスを維持拡大するためには、より高い技術力、そして多額の先行投資も必要です。
そのために企業規模を大きくして、力をつける必要があります。それによって「インターネットで、鹿児島の毎日を笑顔にします。」という経営理念を達成できると考えています。
おかげさまで鹿児島の多くのお客様にご支持をいただき、大手プロバイダに伍して、鹿児島県内では高いシェアをキープし続けています。

今後の展望を聞かせてください。

今後IoT技術の活用や産業のDX化が進んでいきますが、その前提条件は「通信サービス」です。大手通信会社による5Gや、今後の6Gなど高度な通信サービスは都心部から始まるもの。
鹿児島のような地方での展開までに数年掛かることもあります。よってそれを待っていたら、鹿児島の産業は他の地域に遅れをとってしまう。産業が遅れをとれば、鹿児島の衰退につながります。
そんな事態を防ぐため、当社が主体となって、いち早く鹿児島に最新の通信サービスを提供することを目指しています。まだチャレンジの真っ最中なのですが、鹿児島の基幹産業である農業分野で今まさに事例をつくろうと奮闘しているところです。

最後にメッセージを!

鹿児島は、気候風土と歴史に恵まれています。温暖な気候と、地域のみなさんが大事に守り続けている歴史。加えてほどよい人口規模による鹿児島の住み心地の良さは、働く上でも大きな魅力です。
私たちはそんな鹿児島の魅力づくりを支えたい気持ちで、日々働いています。インターネットの力で、鹿児島を笑顔あふれる暮らしやすい街にしていく、こんな気持ちに共感いただける方と一緒に働きたいですね。