どんな冊子なの?
『まんなかと、すみっこと。』は、まちのすがた、風景、暮らし、ひとなどのさまざまな角度から東京と南大隅町を比べています。
写真はまちのすがたのページのひとつ。自動販売機ひとつとっても、置かれる場所や設備によって違いがわかりますね。
まんなかの東京にも、すみっこの南大隅町にも良いところがある。住む場所が違えば暮らしも、当たり前も変わる。
『まんなかと、すみっこと。』ではこの当たり前を比べながら、南大隅町で暮らすことを紹介しています。
『まんなかと、すみっこと。』ではこの当たり前を比べながら、南大隅町で暮らすことを紹介しています。
冊子は南大隅町内の飲食店や観光施設、町内外で開催される南大隅町関連のイベントなどで手に入れることができるそうです。
南大隅町役場まで連絡いただければ郵送も可能だとか!
南大隅町役場まで連絡いただければ郵送も可能だとか!
制作者に聞いてみた!
この「まんなかと、すみっこと。」の制作者の一人が、南大隅町役場に勤める冨尾さん
今回は冨尾さんにお話をうかがいました!
Q. 『まんなかと、すみっこと。』を作ったきっかけは?
「関係人口拡大創出プロジェクト事業」※の一環として生まれたものです。情報発信としてSNSを活用した取組を進めていましたが、何かモノとして形に残したい、SNSを使用しない人たちへのアプローチ、これまでと違った切り口でのPRということで生まれました。
自然体で飾らず、人が見て笑顔になるようなものにしたいと検討を進め、町のマイナスなところも見え方次第では都市部にはない非日常を見せることができるという考えのもと、南大隅町のありのままを冊子にすることとしました。
※担当の垣根を越えて、町の認知度向上や関係人口の拡大を目指すべく、自主的に参画した職員に町長からの特任辞令によりチームを編成し事業を展開している。町役場の若手15名が所属。
Q.冊子を手に取る人たちに、どんなことを届けたいか意識しましたか?
住んでいると当たり前のことも、移住者や町外の方から見ると、びっくりしたり感動したり。自分たちの当たり前が当たり前ではなくて、そこにこそ町の魅力が詰まっていると感じています。当たり前には、不便さや地理的に不利な部分も含まれます。その欠点も含めて、南大隅町の等身大の姿を見ていただき、魅力を知っていただきたいです。
合わせて子育て支援や移住補助などの情報も掲載しており、この1冊で町の魅力を最大限発信しています。
Q.制作する中で苦労した点や印象的だったことはありますか?
制作にあたり、町民や移住者の方々にアンケートやヒアリングをしました。長くこの町に住む方も移住してきた方も、口を揃えてこの町の魅力としてあげていたのが、食の豊かさでした。海があり山があり川があり、多くの自然に囲まれた中で育つ食材、そして、その野菜や魚など食材の御裾分けの機会が多いのも豊富な食材と人と人との距離感が近いこの町だからこその答えだと、印象に残っています。
苦労した点としては、写真撮影や文章、デザインまでほぼすべて自分たちの手で作り上げたことです。写真や言葉ひとつでも伝わる印象が全く違ってしまうので、一番伝わるにはどうしたらいいかを検討し、何度も修正を繰り返しました。
Q.最後に読んでくれた方へメッセージをお願いします。
本土最南端の南大隅町。すみっこの町ですが、この冊子を見て少しでもこの町のことを知っていただき、足を運んでいただきたいです。一度来ていただけると、この町の魅力がより伝わると思います。私たちの大好きな町の魅力がたくさんの人に届きますように、たくさんの人にこの冊子を手にとっていただけるように願っています。