鹿児島で働き・暮らす魅力

6次産業化(生産~加工~販売)に取り組む南州農場でなら、大好きな「食」に関わる仕事を幅広く経験できる!

今回は、鹿児島県内企業で活躍する若手社員さんに、鹿児島で働き・暮らす魅力についてお話を伺いました。
お話を聞いたのは、2023年4月から社会人生活をスタートしたばかりの楮野(カジノ)さん。鹿児島県肝属郡南大隅町にある「南州農場株式会社」で、品質管理職として活躍中です。南州農場は、全国的に有名な鹿児島の食肉ブランド「かごしま黒豚」や「かごしま黒牛」の生産→処理→加工→販売を一貫体制で手がける畜産企業。安心・安全な自社ブランド商品を県内はもとより全国に向けて提供しています。現在、楮野さんは鹿屋市の霧島ヶ丘公園内にあるハム・ソーセージの加工製造工場と商業施設(自社商品を提供するレストラン、カフェ、直売店舗)を兼ね備えた南州農場の施設「くろぶたの丘」にお勤めです。
南州農場株式会社 総務部 品質管理課
楮野 麻結さん(23歳/2023年4月入社)
中村学園大学 栄養科学部 フード・マネジメント学科卒

●鹿児島の南州農場に就職を決めた理由は?

私は、もともとお菓子や料理を作るのが好きで、将来は「食」に関わる仕事がしたいと思っていたことから、大学は栄養科学部へ進学。当初は、畜産業に興味や関心を持っていたわけではないのですが、大学3年生のときにゼミで1次産業を学んだことや、就活時の教授のすすめなどをきっかけに、南州農場と出会いました。一番魅力に感じたのは、生産~加工~販売まで一貫して手がける、いわゆる「6次産業化」に積極的に取り組んでいる企業だったことです。大隅半島の豊かな自然に囲まれた4つの農場で丹精込めて豚や牛を育て、自社工場で加工製造し、自社運営のレストランや店舗で販売する。この一気通貫の事業フィールドでなら、育てる、作る、届けるという食に関わる仕事の喜びや楽しさも幅広く経験できる!そう感じて入社を決めました。

●現在担当しているお仕事について教えてください。

鹿屋市にある当社の施設「くろぶたの丘」内にある加工製造工場で品質管理を担当しています。生産された加工品をサンプリングして、食品衛生基準や商品規格をクリアする品質が保たれているかを検査するのが日々の業務です。検査には、シャーレや薬液、顕微鏡などの機器を使用して、必要な検査項目ごとに細かくチェック。結果データの記録・報告・管理(トレーサビリティ)を行っています。併せて、清潔・安全・安心な製造環境を守るための工場内の衛生管理業務も担当しています。まだ経験が浅いため、業務で困ったり、悩むことがある時は、品質管理の先輩に質問・相談してアドバイスやサポートをしてもらうなど、力を借りることが多々ありますが、まずは担当業務を自分ですべて完結できるだけの専門知識と業務ノウハウを身につけることを目指して、日々奮闘する毎日です。
楮野さんの勤める「くろぶたの丘」

●会社や職場の働き心地はどうですか?

入社後1ヶ月半ほどは、事業や業務の理解を深める研修で農場や工場など各現場を経験しました。社会人1年目で、初めての一人暮らし、何もかもが新しい環境で不安もありましたが、研修でお世話になった上司や先輩、地元農家の方々、皆さんやさしく、気さくに接し、サポートしていただいたおかげで、不安は大きな安心に変わりました。現在勤務している職場の人間関係も良好!工場長をはじめ製造スタッフの皆さんにあたたかく見守られながら、日々楽しく仕事に取り組めています。
職場のみなさんとの食事会の様子

●将来どうなっていきたいですか?今後の目標を聞かせてください。

品質管理は、専門知識が必要とされる仕事。先輩から学び、実務経験を積み重ねるのはもちろん、会社も外部セミナーへの参加など学びの機会を提供してくれるので、期待に応えられるよう成長したいと思っています。将来的には、品質管理のことなら何でもわかる。何でも答えられる。何でも解決できる。社内で「品質管理のことなら、楮野に聞け」と言われるくらいみんなから頼りにされる存在になりたいです。また、既にお話しした通り、当社には食に関わる幅広い仕事フィールドがありますから、幅広い選択肢の中から、自分が希望する将来キャリアの実現にチャレンジできるのも魅力ですね!

●最後に、鹿児島で働き、暮らすことの魅力を聞かせてください。

鹿児島には、特産品や名産品が数多くあります。そして、それを作る農畜産企業、食品メーカー、酒蔵会社など、地域に根差した企業がたくさんあります。鹿児島ブランドを自ら作り、育て、全国に発信する仕事環境でなら、商品に愛着と自信を持って提案できますし、さらには自分の仕事が地域の発展や活性化にもつながるという手応えも得られる。「仕事で地域貢献できる」ことが、鹿児島で働く魅力だと私は思います。
鹿児島で暮らす魅力は、やはり日常的に海や山などの豊かな自然に触れられる地方ならではの生活環境ですね。実際、私自身、鹿屋市で暮らし始めて、虹を見ることが増えました!確かに、都会に比べると娯楽施設は少ないですが、スーパーやコンビニ、飲食店などは普通にありますから、生活面での不便はまったく感じません。鹿屋の街の人たちも親しみやすい人ばかり。オフの日には、お気に入りのカフェやパン屋さんを巡る食べ歩きを楽しんでいます。私がおすすめする自然の癒しスポットは、南大隅町にある「雄川の滝」。断崖を流れ落ちる滝のダイナミックさとエメラルドグリーンがとても綺麗な滝つぼは、一見の価値がある絶景ですよ!
皆さんも、魅力あふれる「鹿児島で働き、暮らす」という選択をしてみてはいかがでしょうか?