「屋台村」に代わる人気スポットをつくりたい。鹿児島を盛り上げる最短ルートを選んで、進んできた。

かごしまの元気な若手社員を紹介! 今回は学生時代を関東で過ごし、就職でUターンした南国殖産㈱の中野さんにお話を伺いました。

南国殖産株式会社
経理・法務統括部財務課
中野翔太さん(2019年4月入社)

Q.中野さんがUターン就職した理由を教えてください。

東京の大学に進学したのですが、そこで4年間過ごしてわかりました。僕にとっての東京は、長く暮らしたり働くところではないのかもと。日々働きながら、満員電車や時刻表に縛られる生活を送るのはとても窮屈だと思い、就職活動を始めた時からゆったりと暮らせる鹿児島に戻りたいと考えていました。もちろん、大学生活はとても充実していましたよ。勉強とバイトに没頭できる環境でしたし、ドラマのロケ地に実際に足を運べる嬉しさったらありません。
あとは、賑やかな東京の反動でしょうね。鹿児島に帰省した時、天文館に行ったら昼間だったせいかもしれませんが、すごく寂れた感じを受けたんです。その時思ったんです。僕は、鹿児島をもっともっと魅力的な街にして、活性化させたい。だから、就職で鹿児島に帰ってきたいって。

Q.南国殖産への就職の決め手は?

鹿児島出身者なら誰でも知っていると思うんですが、昔『屋台村(※現在は移転して復活)』ってありましたよね。僕、あれがすごく好きで。観光にもおすすめだし、地元の人もよくそこで飲んでるし、いつも賑わっていたんです。就職を考えた時、その屋台村の運営に関わっている企業がいいなと考えて、南国殖産を候補に選びました。
他にも候補の会社はありましたが、他社の最終選考の直前に南国殖産の人事から電話をもらったんです。そのとき「行っておいで!好きなようにやってこい!」というような激励の言葉をいただきました。競合他社の選考なのに、そう言ってもらえたことがすごく嬉しくて、「絶対に南国殖産に入る!」って逆に気合いが入りました(笑)。

Q.今のお仕事について教えてください

入社してから4年間、携帯キャリアの店舗で副店長をしていました。ご来店されるお客様の接客と、後輩の教育などを担当しており、「どう新機種をご紹介したらいいか…」と悩む後輩たちに、自分の経験談を交えてアドバイスをしていました。そこから一転、今年の4月からは本社で財務の仕事をすることに。さまざまな事業部から飛んでくる請求書をシステムに入力していくのですが…右も左も分からないことだらけ。厳しくも優しい(!?)父母のような先輩方に助けられつつ、少しずつ学んでいる真っ最中です。
実はいま、就活中に電話をくれた人事担当と一緒に働いているんですよ。周りの同僚たちからも羨ましがられるくらい仕事ができる方なので、上司の元でたくさん学んで吸収したいと思っています。いつかは僕も上司の跡を継げるくらいに成長して、鹿児島の活性に直接貢献できたらいいな。

Q.Uターン就活を考えている方に、メッセージを!

「鹿児島には娯楽がない」と言う方もいますが、僕は帰って来て困っていることはひとつもありません!都会で忙しなく過ごすよりも、鹿児島で自分にあった暮らしを送る今が幸せ。やっぱり桜島を見ると落ち着くし、僕は実家の近くに住んでいるのですが、近くに滝があって時々心を落ち着けに行くんですよ。そんな暮らしができるのは、鹿児島ならではですよね。

就活は大変だと思いますが、僭越ながら僕から3つのアドバイスを。
1つは、バイト・ゼミ・サークル、なんでもいいのでやり切った!と思える経験をすること。
2つ目は、ぱっと思いついたやってみたいことを何でもやってみること。社会人はお金あるけど、時間がありません(泣)。
最後は、ニュースを見ること。面接でも聞かれるので、自分の意見を言えるくらいには情報を入れておくといいと思います。
以上、先輩からのアドバイスでした!