1日で全部巡れちゃう！？薩摩半島の工場見学スポット　

※滞在時間、ドライブルートはあくまで一例です。

鹿児島市内
↓　車で約1時間半　　
甲冑工房丸武　　　　9：00着　10：00発
↓　車で約50分
勘場蒲鉾店シーフロント店　11：00着　12：00発
↓　車で約40分　(チェック！)いちき串木野～日置市の間は物産館も充実
嘉之助蒸溜所　　　13：30着　14：50発　
↓　車で約10分　
日置蒸溜蔵(小正醸造)　15：00着　16：30発
↓　車で約55分
サンセットブリッジ

※各見学には事前予約が必要なスポットもあるので、HPなどで確認してから出かけましょう。

あの「大谷さん兜」も製作した工房！

テレビドラマや映画などで目にする甲冑や兜のほとんどを制作している工房が薩摩川内市にあることをご存じですか？　

エンゼルス時代の大谷選手がホームランパフォーマンスに使用した兜を制作したことでも有名な「甲冑工房丸武」では、実在の武将が着用した鎧を職人がひとつひとつ手作業で制作、再現したものが展示され、鉄板の切り出しから塗装、装飾など細かい作業の様子を見学することができます。しかも年中無休で無料というのも嬉しいですね！甲冑の着付け体験(有料)や撮影もできますよ。

○工房からのお願い
・工房内の撮影および飲食は禁止です。
・事故防止のため工房内を走り回らないでください。

鹿児島名物の「さつま揚げ」、お土産にもいいね！

鹿児島県の特産品「さつま揚げ」を製造販売する「勘場蒲鉾店」。地元・いちき串木野市をはじめ鹿児島県内外で販売されていますが、シーフロント店ではそのさつま揚げを製造する様子が見学できます。

アジ、サバ、タイ、エソなどの新鮮な魚を原料に伝統の味を受け継ぎ、安心・安全な商品づくりを心掛けているという勘場蒲鉾店。普段何気なく食べているさつま揚げも魚をすり身にし、成形し揚げる様子をみることでより美味しく感じられそう。もちろん店舗では商品の購入もできるのでお土産にもいいですね！

焼酎だけじゃない！　鹿児島生まれのウイスキーに注目！

鹿児島でアルコールといえば焼酎ですが、2010年代から鹿児島でもウイスキーを造る焼酎メーカーが増えています。焼酎もウイスキーも同じ「蒸留酒」、焼酎造りの技術をウイスキー造りにも活かせるためです。日置市にある小正醸造(現：小正嘉之助蒸溜所)も樽熟成焼酎「メローコヅル」などの製造経験を活かして2017年からウイスキー造りを始めています。

仕込みを行う糖化槽や発酵槽に近づいたり、もろみを蒸留する様子などを見学したりすることができます。見学後には砂浜を眺めるバーでウイスキーのテイスティングも。ハンドルキーパーを確保して訪れてみたいですね。

芋焼酎造りのすべてを見学できる蔵元

嘉之助蒸溜所からほど近い場所にある小正醸造。140年以上の歴史を持つ焼酎蔵では芋焼酎「さつま小鶴」をはじめ、米・麦焼酎やリキュール、ジンなども造っています。ここではお盆過ぎから秋にかけて芋焼酎の製造の様子を見学できます。

芋の搬入からカット、蒸して仕込む様子や、県内ではここだけの横型蒸留器での蒸留の様子も見学できます。機械化されている部分もあるとはいえ、伝統の焼酎造りを間近に見られるのは嬉しいですね。蔵元直売所もあるので鹿児島限定焼酎などをお土産にするのもいいですね。

日没が早まる秋～冬、きれいな夕陽を愛でたい

薩摩半島を南下する工場見学ツアー、せっかく日本三大砂丘のひとつ・吹上浜の近くまで来たので、最後はきれいな夕陽を眺めませんか？　南さつま市を流れる万之瀬川の河口に架かるサンセットブリッジはそんな時にぴったりの場所ですよ。車は通れない橋なので夕日を眺めながら散策してみてもいいですね。