秋だ、祭りだ!かごしまの祭りを満喫!

暑かった夏が終わりようやく秋本番ですね。秋は鹿児島でもたくさんのお祭りやイベントが予定されています。今回はその中から歴史を感じる祭り、地域で長年愛されるお祭りを紹介します。また記事の最後には10~11月に県内で開催予定のおすすめイベントの情報もありますよ!

○歴史を今に伝える祭り

1 高山やぶさめ祭

日時 10月20日(日) 8:30~16:00
場所 四十九所神社/高山橋河川敷広場

「流鏑馬(やぶさめ)」とは、疾走する馬上から矢を放って的を射抜くもので、肝付町の四十九所神社で行われる流鏑馬は、国家安泰・五穀豊穣・悪疫退散の願いを込めて行われています。なんと馬上から的を射る射手は、地元中学校の2年生から選ばれるというから驚きです。
古式ゆかしい装束の射手は馬場を3回疾走して合計9枚の的を狙い、矢が多く命中した年は豊作と言われます。神事である流鏑馬は見守る人々にも感動を与えてくれます。
また、この流鏑馬神事にあわせ四十九所神社そばの県道では武者行列パレードが、高山川河川敷ではステージショーなど、肝付町の一大イベントが行われます。さらに前日の10月19日(土)には約5000発の花火を打ち上げる予定の「高山やぶさめ祭花火大会」も予定されていますよ。

2 妙円寺詣り

日時 10月26日(土) 10:00~19:00、27日(日) 10:00~16:00
場所 徳重神社境内ほか

1600年の関ケ原の戦いで、豊臣方として戦った島津義弘率いる島津軍が徳川軍の包囲を突破して薩摩に帰還しました。その後、鹿児島城下の武士たちが往時を偲んで義弘公の菩提寺である妙円寺(現在の徳重神社)を詣でるようになったことに由来するのが「妙円寺詣り」で、鹿児島三大行事のひとつです。
妙円寺詣りと合わせて「妙円寺詣りフェスタ」も開催され、鎧兜に身を包んだ武者行列や郷土芸能の披露、物産展など様々な催しが行われます。27日(日)の日置市伊集院文化会館の特別イベントには声優の武内駿輔さんも登場!また、実際に「妙円寺詣りをしてみたい!」という人は、27日(日)に鹿児島市の照国神社から徳重神社までを歩く「妙円寺詣りふぇすたウォークリー2024」も実施されるのでチャレンジしてみては?

3 弥五郎どん祭り

日時 11月3日(日) 9:00~16:00 ※岩川八幡神社の神事は1:00~
場所 岩川八幡神社ほか

毎年11月3日に曽於市大隅町の岩川八幡神社を中心に開催されるのが「弥五郎どん祭り」です。おはら祭り(鹿児島市)、お釈迦まつり(志布志市志布志町)と並ぶ県下三大祭りで約900年の伝統があります。
「弥五郎どん」は、大和朝廷に抵抗した隼人族の首領だったなど、様々な説がありますが正体は不明です。祭りに登場する弥五郎どんは身長4.85m、腰には4.24mの大刀と2.85mの小刀を帯び、手には3.81mの鉾を持っています。ちなみに弥五郎どんは三兄弟で、岩川八幡神社の弥五郎どんは次男。長男は都城市山之口町・的野神社の弥五郎どん、三男は日南市飫肥・田ノ上八幡神社の弥五郎どんと伝わっているのもユニークですよね。
3日(日)はほかにも、相撲・剣道・柔道・弓道・空手などの奉納武道大会や演芸大会、市中パレードなども行われ町中が賑わいます。

○みんな集まれ! 地域の祭り

4 おはら祭

日時 11月2日(土) 18:50~20:30、3日(日・祝) 10:20~15:25
場所 天文館電車通り一帯

鹿児島市の天文館一帯で行われる「おはら祭」は、南九州最大の祭り。民謡「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」「渋谷音頭」にあわせて練り踊る「総踊り」が祭りのメインですが、おごじょ太鼓競演、マーチング、ダンス「オハラ21」等も行われます。
さらに今年はNHK-Eテレのダンス教育番組「ゾンターク~おどりのほし~」とのコラボ企画が! 番組出演者のyurinasiaさんが制作した新しい「おはら節」の振付などを披露するステージショーの開催、鹿児島ゾンターク連として総踊りにも参加できます(要事前申込み・練習会あり)。
また、おはら祭前日までライトアップした「花電車」も運行しますし、おはら祭と同日に天文館G3アーケード内とセンテラススクエアでは鹿児島県内の焼酎メーカーが集まりお得な価格で焼酎を飲めるイベント「焼酎ストリート」も開催されるので、天文館一帯がまさにお祭り一色となります。

5 薩摩川内はんや祭り

日時 11月3日(日) 12:00~16:00
場所 国道3号(中央公民館交差点~川内中央交番前交差点)

昭和43年(1968年)に、開戸橋の開通記念として、沿道を市民が川内に古くから伝わる民謡「川内はんや節」を踊り祝ったのが始まりと言われる「川内はんや祭り」。「はんや」の語源は南風が吹く夜のことを南風(はえ) 夜(や) と呼ぶことからきており、ハエ➡ハエヤ➡ハイヤ、そして「はんや」になったとも伝えられています。
国道3号を約1.5キロ交通規制し、音楽隊、神輿パレードに、路上パフォーマンスなどが披露されます。また豊臣秀吉の九州征伐とそれに対抗した平佐城城主・桂忠昉(かつらただあきら)との攻防や島津義久と秀吉との和睦などを再現する迫力満点の「武者行列」も見どころです。最後は国道を完全封鎖し、市内外から約5000人が参加して踊る「はんや踊り」が行われ、北薩地域随一の規模の祭りとなっています。

他にもいろいろ!イベントをご紹介!

その他にも、各地でさまざまなイベントが開催されるので一挙にご紹介します!
ぜひ、気になるイベントに参加してみてくださいね。