みんな大好き! 白熊のひ・み・つ

かき氷の写真でヒヤッとしたアナタ!でも思い出してみてください。外は寒くても、暖かい室内で食べるアイスって、なんだか特別においしく感じませんか?そんな冬にも楽しみたい鹿児島スイーツ・白熊(しろくま)!そのなかでも「氷白熊の本家」として有名なのが、1年中行列が絶えない超人気店『天文館むじゃき』。今回は、地元民からも観光客からも愛される白熊のヒミツを探るべく、創業者のお孫さんでもある専務・前田華代さんにお話を伺いました!

前田華代さん

○白熊はいつから食べられているのですか?

前田さん:「天文館むじゃき」の始まりは、1946年2月11日。創業者で私の祖父の久保武が、お寿司やうなぎを楽しめる「大衆食堂無邪気」を開店したのがスタートです。メニューが増えていくうちに、お客様から「食後にデザートが食べたいな」というリクエストがあり、最初はみぞれに練乳をかけたシンプルなものを出していました。その後、練乳をベースにしたこだわりの自家製ミルクが完成!さらに、洋風のものが好きでオシャレだった祖母・ヨシ子のアイデアで、フルーツをたっぷりトッピングすることに。そうして1949年、ついに今の「白熊」が誕生しました。
【びっくり!】 当時はなんと、熊本まで氷を買いに行っていたそうですよ!

○白熊って何種類くらいあるのですか?

前田さん:今では13種類ありますが、定番の次に登場したのは「ストロベリー白熊」、その次が「ミルク金時」でした。「量が多くて食べきれない」というお客様の声に応えて、20年ほど前に少し小さめの「ベビー白熊」を作ったり、2006年頃には街歩きにぴったりな「ハンディ白熊」も仲間入りするなど、ニーズに合わせて進化しています。実はハンディ用の容器、祖母がハワイ旅行で見かけたアイスの容器からヒントを得たものなんですよ。
【びっくり!】 ハンディタイプの容器は、むじゃきオリジナルの形なんですよ!

○むじゃきの白熊最大のひみつを教えてください。

前田さん:白熊のあの美味しさを支える「自家製ミルク」のレシピ、「門外不出のシークレット」と決まっていて、家族の中でも限られた人しか受け継げない決まりになっています。今そのレシピを知っているのは、私の父と弟(長男)のたった二人だけ、もちろん私もまったく知りません。なので、弟は毎日作業場にこもって、黙々とミルクを作り続けてくれているんですよ。まさに「選ばれし者」だけが作れるプレミアムな味です。
【びっくり!】 通販用の白熊も、実はほとんど手作業で作っているんです。

○ほかにも白熊の豆知識を教えてください。

前田さん: 豆知識一つ目は現在では全国のコンビニで買えたり、チョコ味、マンゴー味など「白くない白熊」もありますよね。実は「天文館むじゃき」では、あえて「氷白熊」の商標登録をしていないんです。だからこそ、いろんなお店から個性豊かな“白熊”が誕生して、鹿児島を代表するスイーツとして皆さんに定着したのかな、なんて思っています。
二つ目は、年に一度、6月の「白熊誕生祭」の期間だけ食べられる「なつかしろくま」をご存知ですか?これは販売当時のスタイルを再現した初期メニューで、氷の中に果物を入れ、外側にアンゼリカ、チェリー、レーズンをトッピングしています。これがちょうど「白熊の顔」に見えたことから、名前が「白熊」になったんですよ。

○2026年は創業80周年!今年だけのお楽しみを教えてください。

前田さん:おかげさまで、2026年で「天文館むじゃき」は創業80周年を迎えます! 日頃の感謝を込めて、2月9日・10日・11日の3日間は、各店舗で料理(限定メニュー2品)とベビー白熊のセットを半額でご提供します!もちろん、6月には恒例の「白熊誕生祭」も予定していますよ。
また、来店した人しか購入できない白熊グッズは、2月から水筒、キャップ、アクリルキーホルダーの新バージョン、そしてパーカーの4種類が増えます。ネット通販では買えないので、ぜひ鹿児島の店頭でゲットしてくださいね!グッズだけの購入も大歓迎ですよ。
鹿児島の人に愛されて80年の氷白熊。いつ食べてもおいしいけれど、メモリアルな今年はよりおいしく感じられるかも?
鹿児島で、“本家の白熊”を味わってみてはいかがでしょうか。