

●ガクチカと自己PRとの違い
自分の長所や得意分野をアピールすることで「わたしを採用すると御社にはこんなメリットがありますよ」と伝えるのが「自己PR」。それに対してガクチカは、「わたしはこう考え、こう行動する人物です」「なぜならこんな経験をしたからです」と、より深い人間性の部分を知ってもらうためにあります。●なぜガクチカを訊くのか?
企業はなぜガクチカを質問するのでしょうか。それは「何ができるか?」よりも「どんな人なのか?」を知りたいからです。「100点を取りました」「大会で優勝しました」といった結果ではなく、目標に対する取り組み方や困難への立ち向かい方、友人や仲間に対する振る舞い方など、あなた自身の本質に迫ることが目的。志望者がどれだけの成長性とポテンシャルを秘めているのか、一緒に働く仲間として企業風土にマッチするのか、それを確かめようとしているのです。●ガクチカってどう書くの?
ではここでガクチカの書き方として一例をご紹介します。練習として、何か思いつくキーワードを埋めてみてください。①結論/学生時代に力を入れたことは、〇〇〇〇〇〇です。
②課題/〇〇〇〇〇〇の中で、こんな課題と出会いました。
③思考/課題を受けて、こんな解決策を考えました。
④行動/解決策を実行してみた結果、こんな反応が起きました。
⑤成果/計画と行動から、こんな学びを得ました。
⑥展望/現在は〇〇〇〇〇〇とこのように向き合っています。
基本はこの流れ。内容は具体的であるほど良いですが、ディテールにこだわりすぎるとかえって読みづらくなるため、わかりやすく簡潔にまとめることも重要です。「物事に対して自分なりにどんなチャレンジや工夫をしたのか、その経験から何を得たのか、具体的にどんな変化・進化が起きたか」を時系列に沿って説明することで、説得力と共感が生まれます。
●ガクチカ探しに困っている人へ
いざ書き始めようとして「目立った実績やおもしろいエピソードがない……」と手が止まってしまう方も非常に多いのですが、心配はご無用。日常のごくささいな取り組みや自分だけの楽しみであっても、ガクチカとして書いてしまっていいんです。結局のところ企業が知りたいのは、「この志望者は何を大切にして生きている人なのか?」という一点。物事のとらえ方や課題に対するアプロ―チから、それを探ろうとしているわけです。仮にまったく同じ出来事を経験したとしても、人によって受け止め方は千差万別。その違いを伝えるものがガクチカなんです。勉強や部活、サークル活動やアルバイト、趣味や習慣など、ガクチカのヒントは至るところにあるはず。自分がリソースを割いているものは何なのか、家族や友人に聞いてみるのもいいかも知れません。●一緒に企業研究も進めよう!
ガクチカを書くのはもちろん、自分がどんな仕事に興味があるのかを調べるのも大切!以前ご紹介した、企業研究のススメを読みながら、ぜひ企業についても調べてくださいね!
3/6(木)、3/7(金)、3/8(土)の3日間、オンラインにて「かごしま就職・転職応援フェア」が開催されます。
鹿児島県内の企業約150社が自社の魅力や働き方を紹介するとともに、MCがそれぞれのトークテーマに沿って、企業のココだけの話や更なる魅力を会話の中から引き出していきます。
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ぜひ参加して企業研究に役立ててくださいね。